ルイ・ヴィトンは１８５４年に旅行かばん専門店として創業し、現在はブランド企業グループのLVMHモエヘネシー・ルイ・ヴィトンの傘下にある。フランスの有名ブランド「ルイ・ヴィトン」を女子高生だって持っているといって、軽んじてはいないだろうか。パリ近郊アニエールの工房では、トランク類やスペシャルオーダー」と呼ばれる伝統のオーダー品を手がけている。工房では、目にもとまらぬ速さで正確にトランクにくぎを打つ職人技がみられ、ルイ・ヴィトンのブランドの深みがわかる。他に持たれていない私だけのルイヴィトンの真髄に触れたい人には、スペシャルオーダーがお薦めする。
ルイ・ヴィトンのスペシャルオーダーは、創業家５代目でカバン職人のパトリック・ルイ・ヴィトン氏が責任者です。オーダーには、比較的自由度の高い「カスタム・メイド」と、既製品の素材を決められた範囲で変更できる「メイド・トゥ・オーダー」がある。既成に全く無いデザインを注文する場合は、先に中に入れるものを決めるなど、どれも注文に際して様々な決まりがある。使える素材や価格も時期次第で変わる。
メイド・トゥ・オーダーは、複数の既製品工場を使うため既製の商品価格の２〜３割増からと意外と身近な値段で、一味違ったバッグが手に入る。一点ずつスケッチを起こし、バッグルイは裁断から縫製まで熟練職人が一人で仕上げるので、他人は原則同じ物を注文できない。値段は高いが、まっとうな職人技への投資として、「スペシャルオーダー」はお薦めである。
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